ボットは図書館員の雇用の保障の答えになり得るでしょうか?図書館資料の「Netflix」モデルは、図書館サービスへの需要を高めるでしょうか?
GLAMセクターにおけるイノベーションの動向について、"仕掛け人的 " グッド図書館員が語ってくれました。
GLAM(美術館、図書館、公文書館、博物館)セクターでは、テクノロジーと改革の進歩が続いていますが、図書館員はどのように、様々なデジタルツールを活用してユーザーの需要を最大限に満たしているのでしょうか?先日開催されたオーストラリア図書館情報協会の会議(ALIA 2019)で、見聞きした最新の技術動向の詳細を紹介します。
雇用を保つには?ボットがその答えになるかもしれません。
意外なことに、ボットがあなたの職務を代替するのではなく、シンガポール経営大学(Singapore Management University )の、図書館テクノロジー&イノベーション担当マネージャーのサリヒン・モハメド・アリ氏(Salihin Mohammed Ali)は、図書館員が手動や単調な作業を行うボットを開発することで改革の力を活用し、より多くの時間を戦略的業務に集中させることができると考えています。
図書館に関する一般的なFAQに答える簡単なチャットボットから、コレクションのカタログ作成を支援するボットまで、図書館員は雇用の安定を確保しながら、キャンパスコミュニティに重要なサービスを提供するために革新的な可能性を活かすことができます。
印刷物は過去のもの、電子、万歳!
オーストラリア国立大学(Australian National University・ANU)の大学図書館員 ロキサーン ミニンガム氏(Roxanne Missingham)とビクトリア大学ウェリントン校の大学図書館員 ジャネット フレッチャー氏 (Janet Fletcher)は、自然災害により現物の図書館コレクションの大部分を失った経験を紹介し、「プリントは過去のもの、電子 万歳!」と声を上げて発表を終えました。
現在、オーストラリア国立大学にはデジタルチームがあり、図書館やアーカイブのコレクションを電子化しています - オーストラリア国立大学・電子化プロジェクト担当のエリン・ギャラント氏 (Erin Gallant)が語ってくれました。
図書館資料の "Netflix "化
先日開催されたALIA2019に参加した図書館員から得た重要なポイントは、テクノロジーと改革が図書館における「より速く、より簡単に、よりシンプルに」利用者体験を育むということでした。Netflixで好きなものを見るのが簡単なように、図書館の利用者も図書館員が展開するオンラインツールで好みのものを、入手するのが同じくらい簡単になっています。新しいテクノロジーは、図書館員が利用者を最前線に立たせる手助けをします。
ニューサウスウェールズ州のカトリック系女子校、ロレート・カリビリの図書館アシスタント、ミシェル・チェン氏(Michele Cheng)は、「生徒たちは自宅から図書館にアクセスし、データベースを利用して素晴らしい課題を作成しています」と語っている。
また、イプスウィッチ市図書館 (Ipswich City Libraries) の、図書館無事ネスサービスマネージャーであるマット・パスコウ氏 (Matt Pascoe)は、テクノロジーと革新の利点として、「図書館サービスを提供する人々が、図書館サービスを求める人々と、より多くの時間を過ごすことができる」と強く述べています。
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